「ちゃんとしてるつもり」が一番危ない?~アンケートで分かった、見えない清潔感の境界線~
先日、知人の娘さんから「結婚を考えている方と、清潔感の感覚が合わなくて……」という、デリケートなご相談を受けました。
お人柄は素敵な方なのに、どうしても気になってしまうポイントがあり、このまま関係を進めていいのか悩んでいらっしゃるご様子でした。
「清潔感」は、婚活において、お相手の年収や学歴以上に関係を左右することさえある重要な要素です。しかし、その基準はあまりに曖昧で、人それぞれ。
そこで当サロンでは、浜松市の結婚相談所「サロンブーケ」 に登録してくださったことのある20代〜60代の独身・既婚男女の30名に「清潔感」に関する大規模なアンケートを実施いたしました。
発表!みんなのリアル衛生事情
アンケートには、本当に正直で、リアルな声がたくさん集まりました。
まずは、特に回答に幅が見られ、価値観の違いが浮き彫りになった項目をいくつかご紹介します。ご自身の感覚と比べながら、読み進めてみてください。
【パーソナル衛生編】
まずは、ご自身の身体に関する習慣です。男女の回答で最も差があったのが、この「パーソナル衛生」に関する部分でした。
Q. 髪の毛は何日洗わなくても我慢できますか?
「0日」「1日」が多数派でしたが、「2日」「3日」という回答も。
ただ、シャンプーの使用頻度には、人それぞれこだわりがある様子でした。
夏は毎日ですが、冬は2日に1回にします。洗いすぎも頭皮によくないので。
(50代女性より)
シャンプーの洗浄成分を避けるため、お湯だけで髪を洗う「湯シャン」派です。
(40代男性より)
Q. トイレから出たら、手は水洗い?石けんで洗う?

「トイレから出たときは毎回石けんで洗う」と答えた方は全体の半分未満でした。
気になる方といつか手を繋ぎたいと考えているなら、なるべくいつも石けんで手を洗う癖をつけておきましょう!
仲人のひとりごと:
私は、1日の中で、平均して5回くらい歯を磨きます。
子供の頃、歯を磨くのを怠って酷い虫歯に悩まされた事から、
大人になって反動で、何か食べたらすぐ磨きたくなってしまうクセがついてしまいまして……。
そんなわけで人の歯の白さもすごく気になります。
似たように、他の方の歯の白さを気にしてしまう方も、多いのではないでしょうか?
【衣類・リネン編】
次に、肌に触れるものの清潔さを見ていきましょう。
この感覚が違う相手には「なんとなく不潔そう……」という印象を与えてしまうもの。ご自身の感覚が一般的かどうか、確認しておきましょう。
Q. シーツや枕カバーの洗濯頻度は?
最も回答が割れたのがこの質問です。
「毎日」「2〜3日に一回」という非常に高い頻度の方がいる一方で、スタンダードな「週に一回」派。さらに、「10日に一回」「3週間」、そして「月に一回」「2ヶ月に一度」という声まで、まさに多種多様な答えが集まりました。


ご自身にとっては平気でも、寝具を週に1回以上交換している方にとっては、1ヶ月以上交換していないシーツや枕カバーを使うことを不潔だと感じてしまうかもしれません。
Q. パジャマの洗濯頻度は?
こちらも「毎日」派が多数いる中、「2日に1回」「週に2回」という声も。少数派ながら「週に一回」という方もいらっしゃいました。
お風呂に入ったあとに使うものだから、汚れてないはず。
そんな反論が聞こえてきそうですが、実は冬でも寝ている間はコップ1杯分の汗をかくと言われています。
寝具の匂いはご自身の体臭に近いものですので、自分では不快感に気付けないことも。
シーツと違って枕カバーやパジャマは交換も洗濯も簡単ですから、洗い替えを用意して、数日に1回は交換する習慣を始めてみてはいかがでしょうか?
【住環境編】
生活空間への意識も、人柄が表れる重要なポイントです。ただ、お掃除の頻度は専業主婦と独身ビジネスパーソンで、大きな違いが現れるのも仕方ないかもしれません。
Q. トイレ掃除の頻度は?
こちらも、人それぞれお掃除の頻度が違うようでした。

自宅のトイレを使う回数は生活スタイルによるでしょうから、掃除は頻度よりも便器の状態そのものを基準にした方が良さそう。
Q. お部屋を掃除する頻度は?
こちらも差が出た項目の1つ。
忙しく働いている方も多いでしょうから、毎日のお掃除が無理でも仕方ありません。ただ、女性は最低でも週に1回は掃除するようですが、男性は月に一度しかお掃除しないという方もいらっしゃいました。

お仕事しながらでも、数日に1回掃除をするという方の声をお聞きしました。
部屋の掃除は2〜3日に1回ほどです。ほんとは掃除をもっとしたいんですが……仕事終わってからとかだと、なかなか難しいなぁと感じてます。
(綺麗好きな20代女性より)
学生時代、お付き合いしている方のお部屋にサプライズ訪問したことがあって。その方のお部屋がとっても汚かったんです。それがかなりショックで。今でも「掃除しなかったらあんな風になってしまうのかもしれない」と思い出して、仕事がない日は必ず掃除するようにしています。
(綺麗好きな20代女性より)
ここまで、回答に大きく差があった項目をご紹介しました。
「自分と同じ!」と安心した項目もあれば、「えっ、そんなにするの?!」「そんなにしなくて平気なの!?」と驚いた項目もあったかもしれません。
この「感覚のズレ」こそが、すれ違いの始まりなのです。
今回のアンケートでは清潔感に対する自己評価も答えていただきましたね。
アンケートの質問19問を点数づけし、190点満点で評価してみました。
するとどうでしょう。自己評価と、他の方と比べた清潔度では、大きな差があることが分かったのです。
清潔度に対する感覚のズレは人それぞれで、男女の違いとも限りません。
本当は、使った食器はすぐにでも洗いたいのですが、嫁さん次第。
(奥様によると、食事が終わってから、まとめて洗ってらっしゃるそうです。)
清潔感って他人が感じる事なので、他人の感度や価値観の違いで差があると思います。
明らかに世の人の多くが「これはNG」と不快感を感じるということは、清潔ではない、という判断基準になるのではないでしょうか。
身だしなみは、真新しいものでなくても洗濯された物でもOKだと思いますよ!
(綺麗好きな60代男性より)
私より夫の方が綺麗好き。平日は私が、土日は夫が掃除を担当しています。
夫は、多少気になるところがあっても、土日に自分で綺麗にするからと、なんとか我慢してくれているみたいです。
掃除の担当場所を夫婦で毎週交代しているというお友達もいます。このご夫婦は、お互い気になる部分が違うから、イライラしないために交代制を取り入れたそうです。
(掃除が苦手な30代女性より)
価値観の違いについては、過去のブログでも取り上げました。
独身男女だけでなく、すでにご結婚された人生の大先輩達にもお聞きしてますから、ぜひこちらもご覧くださいね。
見えないところで差がついている!?一歩進んだ清潔感!
アンケートへの回答では「気になったら洗濯する」「古くなったら捨てる」というご意見もいくつかいただきました。一見、合理的ですが、実はこれこそが清潔感における落とし穴なのです。
なぜなら、自分自身の家の匂いや汚れには、本人はだんだん麻痺してしまい、嗅覚や感覚が慣れて気にならなくなってしまうから。
自分では大丈夫と思っていても、お相手が訪問した時に初めて「うわっ……」と思われてしまう、一番怖いパターンに繋がりかねません。
本当の清潔感とは、汚れたから掃除するのではなく、「汚れる前に、定期的にリセットする習慣」のことなのかもしれませんね。
ここからは、そんな「一歩進んだ清潔感」について見ていきましょう。
下着や靴、いつ買い替えていますか?
洗濯の頻度だけでなく、「買い替え」の頻度には人によって差が出るようです。
例えば下着の交換頻度。「半年に一度」という方もいれば、「1年~2年」、そして「古くなったら」というご意見も。
もちろん、毎年すべて買い換える必要はありません。ですが、広げた時に透けて見えてしまうくらいたくさん着た下着なら、もう卒業してもいいかも。
また、意外と人の目につくのが「靴」です。
かかとがすり減っていたり、汚れが目立つ靴を履いていると、どんなにおしゃれな服を着ていても、全体がだらしない印象になってしまいます。
アンケートでは「年に一度」買い替えるという方が多いようでしたよ。
「おしゃれは足元から」と申しますが、まさにその通り。清潔感も、こうした先端部分への気配りに表れるのかもしれません。
以前の婚活服に関するアンケートでもこんな回答がありました。
Q. 異性が婚活に着てきた服で、正直これはちょっと……と思う部分があれば教えてください
A. 靴が汚れてたり、かかとがすり減った靴はちょっといかがなものかと……。
(50代女性より)
靴の修理をしてくれるお店もありますから、ちょっと怪しいなと思ったら、近くの修理できるお店を探してみてはいかがでしょう?
歯ブラシの交換頻度は?
意外と意識の差が出たのがこの項目。「1〜2ヶ月」という声が多かった一方、美意識の高い方からは「1週間」「2週間」という声も。かと思えば「3ヶ月」「気になったら」という回答もありました。この気になったらというのが曲者で1年間もたせたという男性会員もおりました…しかも、清潔感を10段階自己評価で何とΓ7」と回答!!
※ここで分かった事は、私の所の男性会員の方々は、自己肯定感が高いという事
歯ブラシの交換頻度は1ヶ月程度と言われています。とは言っても、今使っている歯ブラシはいつ交換したものなのか、正確に思い出せないという方も多いのではないでしょうか?
そんな方におすすめなのが、こちらのアイデア。
「毎月1日に交換します」
(60代男性より)
今回ご紹介したお掃除の頻度や、布・リネンの交換頻度にも活かせる、ナイスアイデアですね!
仲人のひとりごと:
私のこだわりは、車の中の足元のマット。
汚れが気になるので、1週間に1〜2回はちょっと掃除しますね。
人と違う、こだわりポイントです。
本当の「ありのままの自分」で愛されるために
「努力するのはしんどい。ありのままの自分を受け入れてほしい」
その気持ちは、誰もが持っています。
ですが、「ありのまま」とは「何も努力しない姿」ではありません。
むしろ、「あなたの苦手なことを、私のために少しでも努力してくれようとしている」。
そんな不器用で、ひたむきな姿にこそ、お相手は心を打たれ、「この人といると安らげる」、そして「この人と一緒に頑張りたい」と感じるのではないでしょうか。
その小さな努力は、「私はあなたとの関係を大切に考えています」という、言葉以上に雄弁なメッセージなのです。
清潔感がないと感じられてしまうと、あなたの魅力を伝える機会すら得られないまま、他の方にチャンスを奪われてしまいます。
綺麗好きになる必要はありません。実はほんの少し気になっていた、あの箇所の掃除から、始めてみませんか?
ご自身の身につけている服や、振る舞いについて、アドバイスが必要でしたら、いつでもサロンブーケにお越しください。婚活のプロから、あなたの本来の魅力を最もアピールするための下準備のお手伝いをいたしますので...
相談は無料!まずはお気軽にお問い合わせください090-7304-4748受付時間 平⽇14時〜18時 ⼟・⽇10時〜18時
お問い合わせ投稿者プロフィール

- 結婚カウンセラー・仲人
-
25年前に仲人業を始めてから、述べ150組様以上のご成婚に携わってきました。
仲人となる前は、事務職や営業職、カウンセラーなど、さまざまな職種に就いておりました。大変なこともありましたが、人間関係について多くの学びがありました。振り返ってみると、観察力を磨く良い機会であったと、懐かしく思い出します。これまでの経験はすべて、仲人となるためのステップだったと感じています。
これまでのお仕事で出会った方との繋がりがきっかけで、今に至っていますので、大切なご縁に日々、感謝して、仲人の仕事に、役立てていきたいと思ってます。
皆様からのお話で、刺激を受けて自分も成長している気がして、日々、勉強だなぁと感じています。
「人間は、死ぬまで勉強なのだ」と考えておりますので、このまま全うできたら最高の人生になりそうです。これからも、息の長い仲人でありたいと思っています。